2025.12.11 お知らせ みんな起業家、集まらんまいけ! 開催報告
★「ビジネスアイデアコンテスト」受賞者紹介★
令和7年11月22日(土)に開催した「第21回みんな起業家、集まらんまいけ!」において、「ビジネスアイデアコンテスト」を実施しました。
個人やチームから応募された8件のビジネスアイデアについてのプレゼンテーションが行われ、その中から表彰された4組の受賞者を紹介いたします。
◇◇◇最優秀賞◇◇◇
【受賞者】
大西 真理子 氏


【ビジネスアイデア名】
IKEDA BASE(イケダベース) 〜挑戦がめぐる里山経済〜
【プレゼンテーションの概要】
・都市にあふれる“挑戦したい気持ち”と、地域に眠る“資源と可能性”をつなぎ、人と挑戦がめぐり始める新しい里山拠点の構築を目指すプロジェクトです。
廃校予定の小学校を活用し、半農半Xのチャレンジ、地域通貨「めぐるコイン」、小商いの実践、暮らしと農の学びの場、地域互助の入口となる「イケダスケ」 などを組み合わせ、都市と地域が互いに関わり、混ざり合い、“関係人口から挑戦人口へ”と育っていく仕組みを実装します。
「困りごと」→「関わる」→「挑戦」→「循環経済」へとつながる”廃校を活用した挑戦がめぐる里山経済モデル ”の実現を目指しています。
【受賞者のコメント】
・この度は素晴らしい賞を頂き、誠にありがとうございました。
今回の受賞は、現在池多で取り組んでおります私自身の挑戦を、さらに前へ進める大きな後押しとなりました。
耕作放棄地や空き家、担い手不足など課題は多い一方で、“挑戦したい人は都市にいて、可能性は地域に眠っている”というギャップをつなぐことで、地域の資源がもう一度めぐり始める未来をつくれると信じています。
今回の受賞を励みに、地域の皆さまとともに、「挑戦がめぐる里山経済」 の実現に向けて取り組んでまいります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
◇◇優秀賞◇◇
【受賞者】
ラクハコキット 小坂 太貴 氏


【ビジネスアイデア名】
梱包の見積待ちをデジタルで即時に変える日本初の梱包セルフオーダーサービス
【プレゼンテーションの概要】
・物流業界のアナログな課題である「梱包見積もりの待ち時間」をデジタル技術で解決する新サービス『ラクハコキット』を発表。 スマホ一つで即座に見積もり・発注ができる仕組みにより、大手が対応しきれない小口ニーズ(ブルーオーシャン)を獲得する戦略を披露しました。 富山のものづくり魂とDXを掛け合わせ、全国展開を目指すサービスです。
▼詳細はこちらをご確認ください
https://www.yamaguchi-butsuryu.com/post/rakuhako-award-toyama-bizcon
【受賞者のコメント】
・富山の梱包・物流現場の“困った”を減らしたい。ラクハコキットはその想いから生まれました。 これからも製造業・輸出企業の皆さまの出荷を支える便利な梱包DXサービスを発展させていきます。
今回このような場を設けていただきありがとうございました。 当社のお客様からの反響も大きく、先程当社記事に好評をいただいております。
◇奨励賞◇
【受賞者】
Dig HIMI 山下 志吾 氏


【ビジネスアイデア名】
地域をディグって!自分をディグって!
【プレゼンテーションの概要】
・私は自身が車いすの身体障害者であること、そして同時に福祉サービスの経営者として、今のこれからの福祉を見た時、圧倒的な担い手不足の中、何か新しい仕組みが必要と思いました。
そこで障害者同士を中心とした「会員制の支えあいサービス」を始めてみました。お互いができることを支えあうことで、それぞれの「働きがい」を生み、そして福祉の担い手不足の課題解決にも可能性をみつけました。
それが「オレンジねっと」です。このネットワークが広がることは福祉の新しい構造創りにもつながります。
また同時に地域の空き家資源を活用し、それとオレンジねっとを組み合わせることで、フォーマルな福祉の居住サービスよりスピーディにシェアハウスをつくり、地域にプラスαの福祉の形を生み出せます。
私たちは「フォーマルにプラスαの地域力」そして「どんな状態になっても自分ができる可能性をあきらめない、自分力」これをDig(ディグ)=掘って、掘って、掘り起こすソーシャルビジネスです。
【受賞者のコメント】
・この度は、「奨励賞」という賞をいただき、本当にありがとうございました。
今回は、仲間と地域課題の解決に自分たちのピアサポート活動に関わる強みを生かして、将来につながるものを創りたいとおもい、即行動にも移したアイディアをお伝えさせていただきました。
聞いていただいた皆様に伝わるのか不安もあったのですが、自分たちがここに至った熱量が届いたのではないかとあらためて感じました。
応援してくれた仲間、ともに担ってくれる仲間の力を感じ、これは必ず成功すると確信しました。
貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。
◇オーディエンス賞◇
【受賞者】
ママステーション 細川 遥 氏

【ビジネスアイデア名】
ママステーション~困窮・障がい児ママの“働く力”を引き出す地域拠点
【プレゼンテーションの概要】
・ビジネスアイデアコンテストプレゼン概要「働きたいのに働けない」という声から生まれたアイデアです。障害児育児や不登校対応、介護など、家庭の事情によって長時間勤務が難しい人は多くいます。しかし現状の働き方制度は、それに十分対応できていません。
ママステーションは、時間・場所・体調に合わせて働ける柔軟型の就労モデルです。仕事の提供だけでなく、スキルアップ・相談・販売機会・コミュニティを一体化し、“企業に合わせる働き方”ではなく “生活に合わせて働ける仕組み” を地域に作ることを目指しています。
【受賞者のコメント】
・この度は素晴らしい賞をいただき、大変光栄です。今回の挑戦は、私自身が「働きたいのに働けなかった経験」から始まりました。同じような状況の方の声を聞き、この課題を形にしたいと思い応募しました。
今回の受賞は、私ひとりのものではなく、このテーマに共感し応援してくださった皆さんのおかげだと感じています。これからも富山から、柔軟に働ける選択肢づくりを進めていきたいです。応援してくださった皆さま、ありがとうございました。